ウサギの島とも呼ばれ、沢山のウサギが生息している大久野島。
しかし、最近観光客の迷惑行為でウサギの生態系に異常が出ているそう。
一体何があったのでしょうか…。
観光客の迷惑行為でウサギの島がピンチ・・・
広島県・大久野島には沢山のウサギが生息しており、『ウサギの島』として大人気の観光地となっています。
のんびりと暮らす野生のウサギと触れ合えることが魅力的な大久野島は2013年頃からSNSで話題に。
今や日本国内以外にも海外からのウサギ好きも訪れているようです。
沢山のウサギが生息していますが、中には耳がちぎれてケガをしているウサギやケガをしているウサギがちらほら。
一体どうしてなのでしょうか。
実はウサギの個体数が年々増加し、なわばり争いの激化が起こっているようです。
大久野島を管理している環境省によると、ウサギはなわばり意識が強く、特にオス同士は相性が悪いと死ぬまで喧嘩したり、気性が荒いところもあるそう。
<引用:https://j-town.net>
700羽ほどだったウサギは今や1000羽に増加してしまいました。
実はこのように生態系に異常をきたしてしまった原因は観光客の『えさやり』だったのです。
観光客は推奨はしていないものの、特にえさやりを禁止にはしていないので、観光客がこぞってえさを持ち込んでしまいました。
大量に残されたえさ目当てに野生の猪やカラスも増え、動物間での病気が蔓延したり、まだ小さいウサギが襲われたりしている様子。ウサギの住める環境が年々悪化してしまっているようです。
大久野島は未だにえさやりを禁止しておりませんが、今後は状況も変わってくると思います。
人間のエゴで生態系を崩してしまうのはなんとも悲しいこと。
現状を多くの人に知ってもらい、少しでもウサギが住みやすい環境に戻していってもらいたいですね…。